先輩を囲んで
昭和24年11月3日、記念祭(大学祭)の時に、卒業した陸上競技部の
先輩を囲んで部室の前で撮った1枚です。
陸上競技部の諸先輩には論客が多く、部室のテーブルを囲んでの
硬軟からめた談論風発には随分と刺激を受け、また啓蒙もされました。
その自由で和やかな素晴らしい雰囲気は、戦争末期の士官学校
在学中は勿論のこと、卒業後も味わい得たことはありません。
それは正に我が心のアルト・ハイデルベルヒで
「今し帰らずそのあとを求めて今は嘆くのみ」という程ではありませんが、
「黄金の日よ、珠の日よ」の感傷に相似たものがあり、私にとって部室とは、
グラウンドよりも心に残る思い出のひとときがある、懐かしいところです。
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