冬が終わる頃、私はメジロザンマイをしていました。
先日、ふとそのことを想いだしたときの私のその調子は
西條八十の詩『僕の帽子』のようでした。
========『パロディ詩/メジロのお宿』==by てんみん===========
母さん、ほらあのメジロたち、どうしたんでせうね?
ええ、冬、家から広場へゆくみちで、
せっせと木の実を食べていたあのメジロたちですよ。
母さん、あれはかわいいメジロたちでしたよ。
私はあのときずいぶんと幸せでした。
だけど、春が来ると姿を消したもんだから。
母さん、あのとき、向こうからみかんを持った人が来ましたっけね、
紺のジーンズを履いていた。
そして、メジロのいる木にみかんを刺そうと、
ずいぶん骨を折っていましたね。
けれど、とうとう駄目だった。
なにしろ木の実がなくなったもので、
それにみかんも、ひからびてしまったんですもの。
母さん、ほんとにあのメジロたちはどこにいったのでせう?
そのとき傍らに咲いていた椿の花は
もうとうに枯れちゃったでせうね、
そして、春には、黄砂がこの街をおおい、
あのメジロたちも、黄色い砂まみれになったかもしれませんよ。
母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
メジロたちは、新しいお宿にいることでせう。
昔、たくさん食べた、あの木の実がなっている場所と、
同じような場所を見つけたことでせう。
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(オリンパスE-330, ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD 撮影場所:福岡県北九州市)
*ナショナルジオグラフィック 第23回デジカメ・フォトギャラリー 入選作品
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