我が家にはカプラ(KAPLA)という積み木があります。
昨年はナイアガラの滝などを作って長男と遊んでいましたが、
今年はデザインブックの中から「これ作って!」と言われることが多くなりました。
幼稚園登園前の時間に「朝の忙しいときに勘弁してよ・・・」と思いますが、
私もカプラが好きですから、「カプラの真髄はね、集中力!」
と長男に言いながら作ったりしています。
さて先日、宇都宮共和大学の牧野カツコ先生(子ども生活学部学部長)のお話を聞く機会がありました。
牧野先生は母親の心理、特に「育児不安」について長い間研究をなさっていたということで、
非常に興味深いお話をしてくださいました。
育児不安の少ない母親の特徴
①父親が育児に協力的である(と母親が感じている)
②母親のネットワーク(交友関係)が広い→相談できる相手がいる
3つ目があったような、なかったような・・・忘れてしまいました(笑)
そして、子供が泥んこ遊びをしているとき、雨の中で走り回っているときに、
洋服が汚れるから、濡れるからといって、やめさせるのは大人の都合であること。
親が我が子の幼児期に自然に親しむことを妨げておいて、
学童期になったとたんに理科に親しんでほしいというのはおかしなこと。
また「子どもが忌避される時代―なぜ子どもは生まれにくくなったのか
/本田和子 新曜社」という本とその内容をご紹介くださいました。
この本は新聞かなにかの書評で私も概要は知っていたのですが、改めて時間があるときに読みたいと思いました。
さて、帰宅して机の上の書類の山の中から、近所の小学校の「小学校だより」のコピーを
探し出しました。
そこには次の引用文があって、数ヶ月前に読んだときに「なるほど」と思ったのでした。
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子どもは、あらさがしをされながら生きていると、人を責めることを覚える。
子どもは、敵意にさらされて生きていると、戦うことを覚える。
子どもは、あざけられながら生きていると、恥ずかしがりを覚える。
子どもは、おそれにさらされて生きていると、心配性になることを覚える。
子どもは、辱められながら生きていると、罪悪感を覚える。
子どもは、寛容に扱われていると、辛抱強さを覚える。
子どもは、勇気づけられながら生きていると、自信をもつことを覚える。
子どもは、受け入れられて生きていると、愛することを覚える。
子どもは、認められて生きていると、目標をもつことはいいことだと覚える。
子どもは、誠実に扱われて生きていると、真実とは何かを覚える。
子どもは、公正に扱われて生きていると、正義を覚える。
子どもは、安心して生きていると、自分自身や周りの人への信頼を覚える。
子どもは、優しくされて生きていると、
世界が生き、愛し、愛されるためのすてきな場所だということを覚える。
(引用文献 Dreikurs,R. & Cassel, P. Discipline without tears.)
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そんなこんなで、毎朝の日課となっている泥んこの洋服の下洗いも頑張れているわけです。
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