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2020年5月10日 (日)

マスクを作ってみた No.33(番外編~マスクの素材と構造について)

3月下旬から、手元にある布を使ってマスク作りをはじめました。

大別すると、手作りマスクにはプリーツ型と立体型がありますが、プリーツ型は手間が多そうに感じたので、立体型を作ることにしました。

はじめは表と裏の2層で作っていましたが、4/16の台湾のニュース(Radio Taiwan International)をネットで見て、3層にしてみようと思いました。

Radio Taiwan International によると、マスクを選ぶ時のポイントは
1.マスクは少なくとも3層構造のもの
2.一番外側はきめ細かい素材、中間層は不織布素材、内側は柔らかく通気性の良いもの
ということです。

このニュースを見た頃は、薄手の布に不織布の接着芯を貼って布マスクを作っていましたので、ある意味3層~4層だから、このままでOK、と思っていました。

その後、自分で不織布の接着芯を貼ったマスクを使っていましたが、マスクに接着芯を使うことはおすすめしない、というレタスクラブの記事があったり、使い捨てマスク並みの息苦しさをどうにかしたいという気持ちもありました。

TCローンの接着芯(薄手)を1枚使うことで、息苦しさはかなり解消されましたので、自分が使う分にはそれで良かったのですが、マスクをプレゼントする時には、接着芯を使っていないものにしよう、と思い、3層マスクの作り方を考えました(作り方はNo.31,32ご参照)。

並行して、使い捨てマスクを洗うと中間のフィルターの帯電性能が落ちる(だから洗って再利用はメーカーとしてはおすすめしない)、というような記事をちらほら目にしていました。

使い捨てマスクは、繊維の目の細かさもあるけれど、静電気でウイルスを補集しているのかな、と思い、あれこれと調べていたところ、No.29でご紹介した「静電フィルターの機能と応用」(興研株式会社の木村一志氏著)を拝見しました。


前後してアメリカのアルゴンヌ国立研究所とシカゴ大学の研究チームによる、布マスクの性能に関する検証実験についての報道があり、綿+シフォンorシルクは物理的なバリアと静電気のバリアの2重構造になる、という内容に目が行きました。

布マスク、綿とシフォン生地などの組み合わせが効果大 米研究チーム(産経新聞)
Aerosol Filtration Efficiency of Common Fabrics Used in Respiratory Cloth Masks (ACS Publications)

シフォンは絹製の限定かな?…と思いましたが、よく調べると実験に使われたシフォンは化繊で「ポリエステル9割、スパンデックス(ポリウレタン)1割」とのこと。
静電気バリアはマイナスでもプラスでもどっちでも良いのかは疑問として残ります。
静電気の豆知識(日本蚕毛染色株式会社)によりますと、絹はプラスに帯電、ポリエステルはマイナスに帯電。

というわけで、かっぱマスクを3層とも綿100%の生地で作りつつも、「綿+化繊+綿」の3層構造の方がオール綿100%よりも、マスクとしての性能が多少は良いのかもしれない…と思うようになりました(手作りマスクなので、性能というほどのことはありませんが)。

以上、3月末~5月上旬までの試行錯誤と考察の変遷の備忘録でした。

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