マスクを作ってみた No.8(本藍染)
【本日の試行錯誤】
1.無形文化財の長板本染(藍染)で立体マスクを手作り。
2.ゴムを使わずに紐にする。紺色の浴衣生地で布テープを作成。
藍染について調べたところ、あまりにたくさんの情報があり、どこのサイトを引用するか迷いました。
そこで、引用せずに、マスクを作るにあたって、私の頭の中に残ったことを整理しました。
①生地を強くする。
②抗菌作用がある。
③色落ちするが、色移りはしない。
④Japan Blue。
テープメーカーはバイアステープを作るのに使っていますが、布を斜めに裁断すればバイアステープに、布を縦に裁断すれば伸縮性のない布テープになります。
長板本藍染の特徴なのでしょうか、現時点で柔らかさはなく、とても縫いやすいです。
糸の表面が藍でコーティングされている、という印象です。
抗菌作用があるのは良いですが、マスクとしてこの肌触りはどうなのでしょうか。
使っていくうちに、こなれて柔らかくなっていくことを期待しています。
藍染は洗うと色落ちします。
右側は縫ったばかりのマスク。
左側は1回使用して洗ったマスク。
少し色が薄くなっているのがおわかりでしょうか。
経過は後日レポートします。
さて、この長板本染の反物は、親戚の家の片付けをお手伝いに行ったときにいただいたものです。
持ち主が他界してしまったので、お裁縫好きの私にいただきました。
これで夏のワンピースを縫おう、と思っていました。
マスクに使ってしまった部分を差し引いても、タンクトップが縫えそうなぐらい、たっぷりあります。
タンクトップとマスクがお揃いというのも、おしゃれですよね。
想像するとワクワクしてきます。
しかし「御中元 田中角栄」とはいかに?
故田中角栄氏と我が家は親戚ではありません。
持ち主は生前、旧大蔵省に勤めていらっしゃったので、田中角栄氏が大蔵大臣だった時代にお中元として配った反物なのだろうな、と想像しています。
新型コロナウイルスの感染拡大というこの国難に、田中角栄氏ゆかりの反物がマスクに生まれ変わるとは、誰が想像できたことでしょう。
つづく
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