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2020年4月

2020年4月30日 (木)

マスクを作ってみた No.27(裏側の布をチラ見せデザイン)

【本日の試行錯誤】

1.表は白(綿100%未使用シーツ)、裏は西脇先染(綿100%ストライプ)の生地で立体マスクを手作り。

2.西脇先染は薄いので接着芯(TCローン薄手)を貼る(布+接着芯+布の3層構造)。

3.ゴムはソフトゴム8コール。

4.マスクの脇はコの字縫い。しかし、裏側を少し表にチラ見せするように生地をずらす。

5.リボンをタグにして、コの字縫いをする際に、左頬サイドに縫い込む。

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パッと見は白マスクに見えます。

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裏はおなじみの西脇先染ストライプ。

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よくみると、マスク脇に裏の生地がチラ見えしています。
タグのリボンも何気なく水玉模様。
表に派手な柄や濃い色のおしゃれマスクが多い中で、控えめなおしゃれ、かつ清楚な感じがします。

布+接着芯+布の三層構造が、安心感と呼吸のしやすさとのバランスが良い感じで、個人的には好きですね。

つづく

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2020年4月28日 (火)

マスクを作ってみた No.26(西脇先染の青ヒョウ柄)

【本日の試行錯誤】

1.青ヒョウ柄の西脇先染の生地(綿100%)で立体マスクを手作り。

2.布+接着芯+接着芯+布の4層構造。接着芯はTCローン薄手。

3.ゴムはソフトゴム8コール。

4.上下がわかるように左ほおにタグを縫い込む。

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まだ、近所の手芸屋さんが営業をしていた春休み中、「西脇先染」の布を探しに行きました。
以前の生地(No.7のマスク)は端切れコーナーで見つけたのですが、ロールを売っている一角に「西脇産」の生地が数ロールありました。
ひとまず、青ヒョウ柄を購入。
その後、緊急事態宣言で手芸屋さんが休業になってしまいましたので、あの時、他の柄も買っておけば良かった、と思いました。

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肌触りが良いので、裏も青ヒョウです。

この時は4層構造で作りましたが、表布だけに接着芯を使った3層構造で十分かもしれません。

つづく

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2020年4月27日 (月)

マスクを作ってみた No.25(いろはにほへとのリバーシブル)

【本日の試行錯誤】

1.No.23のいろはにほへと柄のマスクの裏を白(綿100%未使用シーツ)にして、リバーシブルでも使えるようにする。

2.ゴムはソフトゴム8コール。

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No.23のマスクを小学6年生の男の子にプレゼントしました。
その子のお兄ちゃんは中学3年生。
見た目や人目を気にしだす微妙なお年頃かも、と思い、どういう柄にしようかと迷いました。

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そこで、その日の気分やTPOに合わせて、リバーシブルで使えるように裏を白にしました。

 

3.マスクの脇はコの字縫い。
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リバーシブルですから、縫い目がどちらにも出ないように、コの字縫いをしました。

 

4.裏返すと白マスク
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目立ちたくないときは、こちら側を表にして使えます。


5.白マスクの裏地が「いろはにほへと柄」となります。
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昔、男子の学ランの裏地に派手な刺繍…という時代があったような、なかったような(笑)。
白マスクなんだけど、実はおしゃれ気分な一日、という選択もアリですね。

つづく

 

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2020年4月26日 (日)

マスクを作ってみた No.24(番外編~フリクションペン)

マスクに貼る接着芯に型紙を写す際、不織布の接着芯は線が書きやすいので、マイネームで書いて、その線のギリギリ内側を切る、とNo.14で紹介しました。

その後、ベビー企画の接着芯(薄手、ポリエステル65%、綿35%)を使うことにしたのですが、布が柔らかいのでマイネームだと書きにくく、さらに線のギリギリ内側で切るのは至難の業だと思いました。
だったらチャコペン…とも思ったのですが、この日は「面倒くさい」という気持ちが勝ちました。

そこで思いついたのが、パイロットの「フリクション・カラーズ」。
以前、黒に近いグレーのペンを探していて、フリクションの機能は別として、その時使いたい工作にちょうどいい色だと思って買ったものです。

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サインペンなので、薄い布にもサクサク書けます。

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一般的には、キャップのラバー部分でこすって、線を消します。
つまり、摩擦熱で消えるインク、というわけですね。

摩擦熱で消えるなら、アイロンの熱でももちろん消えるよね!という実験をしました。
布を切る時に多少黒い線が残っても、接着芯をアイロンで接着するときに、消えてくれるじゃん!という怠け者の発想です。

①布にフリクション・カラーズ(ブラック)で文字を書く。
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②アイロンをする。
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③熱っした箇所の文字が消えました(ここまでは誰もが想定内)。
しかし、インクはどこへ行った??蒸発??
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④文字が消えた布を冷凍庫に入れると、うっすら文字が復活!!
インクは残っていました。
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⑤水性なので、洗うとインクは落ちます。
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横では子供たちがTVで名探偵コナンのアニメを見ています。
「フリクション・ペン」はダイイング・メッセージに使えるなぁ、いやいや、死にかけた人間がアイロンしたりできないし…などと思いながら、アニメのストーリーに採用してくれないかしら、と妄想していました。

昔の「あぶり出し」みたいだな、と思い、しばらく、「今日のおやつは」と書いた暗号ごっこをして、子供たちと遊びました。

もちろん、メーカーさんの想定外の使用方法ですから、この使い方は自己責任となります。

つづく

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2020年4月25日 (土)

マスクを作ってみた No.23(いろはにほへと)

【本日の試行錯誤】

1.綿100%ブロードのいろはにほへと柄で立体マスクを手作り。

2.表・裏とも不織布の接着芯を使用して、「布+接着芯+接着芯+布」の4層構造にする。

3.ゴムは黒のソフトゴム8コール。

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この布は近所のホームセンターの手芸売場で見つけました。

4.裏も同じ布。

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5.ミシン糸は白でも紺でもなく、グレーを採用。

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グレーのミシン糸は、主張しないので使い勝手が良いですね。

つづく

 

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2020年4月24日 (金)

マスクを作ってみた No.22(コットンツイル+ダブルガーゼ)

【本日の試行錯誤】

1.表がコットンツイル、裏がダブルガーゼの立体マスクを手作り。

2.ゴムは黒のソフトゴム8コール。

3.マスクの上下がわかるように左頬サイドにタグをつける。

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布をほうりこんでいる衣装ケースをあさってみると、幼稚園バザーのはぎれ詰め放題で我が家にやってきたカモフラージュ柄のコットンツイルの生地を発見しました。
プレゼントのラッピングで使われていたと思われるリボンも発見したので、タグに再利用しました。

中央の山の部分はグレーの糸で縫いましたが、縫い目が思ったよりも目立っていたので、両サイドはブルーグレーの糸に交換(美的センスを優先するか、面倒くさいのを優先するかは、その時の気分です)。

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裏はダブルガーゼ。
肌触りを重視してダブルガーゼを裏面に採用していますから、ゴムをとおす部分で表の生地を折り返す、という妥協はしません。

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今回もがんばってコの字縫いをしました。
ここの工程が手縫いになるので、どうしても+15分かかりますが、可愛い甥っ子と自分自身の意地のためなら頑張れます。

この布の組み合わせは(表がオックスの場合もありますが)、手作り布マスク(立体)のスタンダードのうちの一つですね。

つづく

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2020年4月23日 (木)

マスクを作ってみた No.21(紐もダブルガーゼ)

【本日の試行錯誤】

1.ダブルガーゼのに不織布の接着芯を貼って、「布+接着芯+接着芯+布」の4層構造の立体マスクを作る。

2.ゴムは使わず、ダブルガーゼで耳にかける紐も作る。

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No.3のダブルガーゼのマスクを使うと、マスクと鼻の空間でガーゼの毛羽があると、くすぐったくてどうしても時々手でさわってしまいます。
そこで、しっかり立体をキープしてほしいと思い、ダブルガーゼに接着芯を貼ってみました。

※接着芯については、使いながらいろいろな疑問が出てきたので、国内メーカーの商品を選んだり、安全性についてメーカーに問い合わせたりしていました。
昨日、マスクと接着芯について、レタスクラブの記事がアップされていたので、リンクを貼っておきますね。
【手作りマスクに接着芯、安全性は大丈夫?メーカーに聞いてみた】by レタスクラブ

3.マスクの紐は、一旦小さなゴムでしばってから長さ調節をする。

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マスクのゴムを紐にすると、微妙な長さの調節をする時に何度も結んだりほどいたりしなくてはいけません。
そこで、一旦、小さなゴムでしばって長さを調節した後、紐をゴムのところで結べばよいと思いました。

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裏も同じダブルガーゼ。

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別の柄でも作りました。

ここに至って、ガーゼの毛羽立ち方は、もともとのガーゼの品質によるかもしれない、と思うようになりました。
黒のチェックのダブルガーゼと、下の幾何学柄のダブルガーゼでは、肌触りが違います。

もしかすると、幾何学柄のダブルガーゼでNo.3のマスクを作ったとしたら、そんなに鼻がくすぐったくならないかもしれません。
後日、作って検証してみようと思います。

つづく

 

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2020年4月22日 (水)

マスクを作ってみた No.20(ワッペン)

【本日の試行錯誤】

1.立体マスクの上下が子供でもわかるように、ワッペンを左頬に縫い付ける。

2.子供のマスクは新作(表が綿100%フラットシーツ、裏はおなじみの綿100%西脇先染)

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長男は立体マスクの上下を間違えることが多いので、ワッペンをつけてみました。
ついでに、私の西脇先染No.7のマスク(写真左)にもワッペンをつけてみました。

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綿100%のフラットシーツは親戚から新品の不用品を以前にいただいていたものです。
爽やかな張りがあって、涼しげな肌触りのシーツなので、夏向けのパジャマを作りたいと思っていましたが、布マスクにもちょうど良いと思いました。

息子たちのワッペンは、カマキリ先生こと香川照之さんプロデュースのInsect Collectionのカマキリとカブトムシ。
友人にマスクをプレゼントして、ワッペンをお礼にいただきました。
昆虫少年の息子たちは大喜び!

私のワッペンは子どもの古着から回収しているワッペンを再利用。
男子のズボンはすぐに穴が開きます。
穴をふさぐためのワッペンとして切りとって保管してあるのです。

つづく

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2020年4月20日 (月)

マスクを作ってみた No.19(表と裏は別の布)

【本日の試行錯誤】

1.立体マスクの表の布と裏の布の素材を変えてみる。

2.ゴムは使わずに、バイアスメーカーで平紐をつくる。

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マスクの表は、No.8のマスクで使った本藍染の布にしました。

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マスクの裏は、No.7のマスクで使った西脇先染の布にしました。

 

3.マスクの脇は手縫いで「コの字縫い」にする。

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今まで作ったマスクは、表と裏が同じ布でしたので、裏の布を外側に三つ折り縫いをしても、デザイン的に問題はありませんでした。
しかし、表と裏の布を別にすると、裏の布のデザインが表の柄にひびきます。
表の布を裏側へ三つ折り縫いすれば問題ないのですが、そうすると肌触りにひびきます。

そこで、丁寧にマスクの端を手縫いでコの字縫い(コの字閉じ、はしごかがり)にしました。
少し手間と時間はかかりますが、この方法でマスクを作ると、表の布は肌触りを気にしなくても良くなりますので、選択肢が広がります。
品薄なガーゼは裏側に、表はオックスやポリエステルで、というマスクも可能になります。

つづく

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2020年4月19日 (日)

マスクを作ってみた No.18(番外編~ひもとおし)

ひもとおし・ゴムとおしにも様々な種類があります。
我が家にあるのは、このとおり。
その時々によって使い分けています。

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マスクのゴムをとおす時、私は、右下2つのタイプのゴムとおしを使っています。

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ゴムをはさんで、リングをすべらせるタイプ。
とても簡単で便利ですが、マスクを作る時に、このゴム通しが通るぐらいの幅を確保して三つ折り縫いをしないといけません。

布をケチると「ムギューッ!(困)」という気持ちになります。

つづく

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マスクを作ってみた No.17(番外編~ミシンの手入れ)

先日、マスクを縫っている途中で、下糸の調子がおかしくなりました。
さらに、縫っている時に、下釜から聞こえてくる音もおかしいので、お手入れすることにしました。

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初めてお手入れする方は、動画や写真を撮りながら、お手入れをした方が良いと思います。
私は、初めて釜の掃除をした時、最後に「あれれ?どうやって組み立てるんだっけ…(泣)」となりました。

 

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①針板フタのネジをはずします(ミシンに専用のドライバーが付属しています)。

 

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②針板フタをはずします(これには結構な勇気がいります)。

 

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③綿棒で繊維くずをかきだします(やっぱりたまっていました)。

  

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④ボビンを入れる内釜もはずします。

 

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⑤ここにも繊維くずがたっぷりたまっていました(キャー!)。

⑥お掃除後はパーツを元に戻してスッキリ!
下糸の調子ももどってスイスイお裁縫ができるようになりました。

ミシンの取扱説明書や、メーカーのHPにもお手入れ方法が載っていますので、「私のミシン、調子悪い…」と言う方はお手入れチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

つづく

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2020年4月15日 (水)

マスクを作ってみた No.16(コットンツイル)

【本日の試行錯誤】

1.綿100%ツイルの生地で、立体マスクを手作り。

2.ゴムは我が家の定番、ソフトゴム8コール。

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この布も幼稚園のバザーの端切れ詰め放題で入手したものです。
一見、マスクにはどうなんだろう?と思いましたが、ツイルはオックスより肌触りがよいですね。
縫いやすく、洗濯してもしわにならず。
厚みやハリもそこそこあったので、接着芯を使わずに表・裏の布だけで完成しました。
ここに至って、試行錯誤する点が全くなかったのは、嬉しくもあり、つまらなくもあり、複雑な気持ちです。

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先週、次男の入学式がありましたので、このマスクをつけていきました。
スーツを着たときに使うマスクとしては、ドレッシーな柄でかつピンクの華やかさがあって良いと思います。

3.同布の色違いマスクも作成。

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同じ生地、柄の色違い(白)もありましたので、お友達用に作りました。

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つづく

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2020年4月13日 (月)

マスクを作ってみた No.15(甚兵衛マスクのひもをおしゃれに)

【本日の試行錯誤】

1.No.10の甚兵衛生地のマスクの大人用を作る。

2.ゴムではなく、カラーひも(キナリ)を使用。

 

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子どものお弁当袋などを作った残りのカラーひもがありました。
今までの経験から、耳にかけるものは、ピッタリサイズならゴムでなくとも良いことがわかりましたので、カラーひもを使ってみました。

耳あたりは良い感じなのですが、ひもを切っただけですと、洗濯の度に先がほどけてきます。

3.ひもの端がほどけないように、ミシン糸で縛る。

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生地のデザインに使われている色のミシン糸を選んで、おしゃれに縛ってみました。
ちょっとしたアクセントになって良い感じです。

つづく

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2020年4月12日 (日)

マスクを作ってみた No.14 (作り方_応用編)

【本日の試行錯誤】

1.立体マスクの基本的な作り方は、多くのサイトがあるので割愛。

2.型紙は「無料型紙工房ことろ」さんの立体マスクの型紙をベースにアレンジ。

  ① 「ことろ」さんの大人用(女性小さめ)マスクの実線の部分を出来上がり線に変更

     →自分用(大人~中高生用)に(No.1の記事)。

  ② ①のマスクのあごの線を1cm内側にしたものを子供(小学生)用に。

  ③ ①のマスクを縦横少しずつ大きくしたものを大人の大きめ用に。

  ④ いずれも作業がしやすいように左右を合体。

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これは③の大人の大きめサイズの型紙です。
立体マスクを1度は作ったことがある人向けに、「こうしたらもっと楽に作れるかも」という応用アイデアです。
初めて立体マスクを作ってみよう、という方は、まず別のサイトで手順をご確認ください。

 

3.薄手の接着芯(不織布)に型紙をのせて型をうつす。チャコペンでなくてもOK。

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4.線で切る。

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線のギリギリ内側で切ると、仕上がりが美しくなります。

 

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5.接着芯をアイロンで布に接着する。

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6.接着芯の周囲を1.0~1.5cm残して裁断する。

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7.マスクの表と裏を1枚ずつ作る。

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裁断する線はフリーハンドで感覚だよりですが、1.0cm~1.3cmぐらいにおさまっていました。
普段、お裁縫する方は、フリーハンドで裁断できると思います。
自信のない方は、裁断線をチャコペンなどで書いてから裁断すると安心だと思います。

 

8.それぞれの布を中表にして半分に折り、カーブ(接着芯の際)を縫う。

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これを裏返すと…

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接着芯も1mmほど縫い込んでいますが、特に問題ありません。

9.縫い目の長さは4.0mm。

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縫い目の長さは長すぎても短すぎても縫いにくいです。
私は今回、4.0mmがちょうどいいな、と思っています。
仕上がりがイマイチ気に入らない、と思っている方は、縫い目の長さを変えてみると良いかもしれません。

10.「わ」を裁断

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11.縫い代を片方に倒して、おさえミシン。

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私の場合、ここの作業は目打ちがないと綺麗に仕上がりません。
不織布の接着芯を貼った場合、生地が伸びなくなるのでこの作業の難易度は上がります。
子供用はカーブがきついので、手縫いになります。

縫い代を左右に開くタイプの作り方もありますが、片方に倒すだけならアイロンを使わずに作業を進めることができます。
私はもうおばちゃんですから、立ったり座ったりが面倒です。この方法が電気代も節約になりますし、身体が楽です。

12.2枚の生地を中表にして、上下を縫う。

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13.ノッチ(切れ目)を入れて表に返す。

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14.片方の端を三つ折りにしてミシン掛け。

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この折り幅も1か所目は適当です。
私の場合、共布や別の布で平紐を作ってゴム代わりにすることもあるので、そのイメージで折り込みます。
顔側(肌にあたる方)に折り目が来るのが嫌なので、マスクの外側に折っています。
マスクの表と裏の布が同じだと、デザイン的にもおかしくなりません。

15.半分に畳んで、反対側の端がマスクのセンターから同じ長さになるところで三つ折り。

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こうすることで、いちいち定規で測ることなく、左右対称に仕上がります。
私が押さえていると写真を撮ることができないので、ゲーム中の息子の手を借りました。

16.残りの三つ折りにミシンをかける。

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これでNo.13のマスクが完成です。
慣れてくると、このマスクを作る時にまち針は一切使わないので、作業が早いです。

「布ー接着芯ー接着芯ー布」の4重構造になる割には軽くて、形状もしっかり。
完成度が高く、胸を張ってプレゼントできます。

布の厚みに合わせて接着芯の厚みも変えたり、表と裏で異なる生地を使った場合など、さらなる応用も頭には浮かんできているので、しばらくはマスク作りが楽しめそうです(試行錯誤をして新しい発見、次なる課題があるのが一番楽しいですね)。

★4/21追記:この作り方では、国内メーカーの不織布接着芯を使用しました。
メーカーにマスク全面に接着芯を貼った時の安全性(接着剤は樹脂ポリエステル)について問い合わせしましたが、現時点ではお返事をいただけず。メーカーの想定外の使用方法だとは思いますので、ひとまず自己責任の範囲内でしょうね。
★とはいえ、お友達にあげるものには、さらなる安全を求めて、ノーホルマリン(TCローン)の接着芯を使うことにしました。

つづく

 

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2020年4月11日 (土)

マスクを作ってみた No.13(完成形)

【本日の試行錯誤】

1.綿100%ヘリンボーン生地で立体マスクを手作り。

2.男性用サイズの型紙で作る。

3.布裏全面に不織布の接着芯を貼る。

4.ゴムは我が家の定番、ソフトゴム8コール。

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男性がビジネスシーンで使えるようなマスクにしようと思い、綿100%ヘリンボーンの端切れをマスクにしてみました。
この端切れは、枕カバーにしようと思って購入していたものです。
我が家は肌の弱い家族が多いので、寝具カバーは基本的に綿100%。
綿100%の寝具カバーは、意外と種類が少ないので、枕カバーは手作りしています。

ワイシャツなどにもよく使われている生地ですので、ビジネスシーンでの使用に最適ではないでしょうか。

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型紙も男性用に修正したものを作り、布の裏面に不織布の接着芯を貼っています。

★4/21追記:このマスクは国内メーカーの不織布接着芯を使用しました。
メーカーにマスク全面に接着芯を貼った時の安全性(接着剤は樹脂ポリエステル)について問い合わせしましたが、現時点ではお返事をいただけず。メーカーの想定外の使用方法だとは思いますので、ひとまず自己責任の範囲内でしょうね。
★とはいえ、お友達にあげるものには、さらなる安全を求めて、ノーホルマリン(TCローン)の接着芯を使うことにしました。

今回の作り方は、今まで作ってきたマスクの完成形。
作り方は次回(No.14)にまとめます。

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糸はグレーにしました。
水色や白い糸だと、微妙にカジュアルな印象になると思ったので、グレーを選択しました。
落ち着いた感じに仕上がりました。

このマスクを作っている時、日清紡グループのBRICK HOUSEのマスク販売のニュースを見ました。
方向性が同じだなぁ、と思い、嬉しくなりました(形態安定加工はさすがに企業ならでは)。

つづく

 

 

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2020年4月10日 (金)

マスクを作ってみた No.12(エプロン、三角巾、マスクの三点セット)

【本日の試行錯誤】

1.No.10で作った甚兵衛の生地のマスクと同じ。

2.マスクの中央にくる富士山が上を向くように裁断。

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3.ゴムは我が家の定番、ソフトゴム8コール。

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No.10のマスクと生地のデザインが違うだけです。サイズも子供用なので、特に問題ありませんでした。

昨年、市の食育教室に長男が参加する際に縫ったエプロンと三角巾の端切れが残っていました。
ちょうどマスクが1つ分とれるぐらいしかなかったので、これだけは1点ものです。

エプロン、三角巾の2点セットでもおしゃれなものですが、マスクを加えた3点セットも良いですね。
いずれ次男がこの三点セットを使う平和な日が来ますように。

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つづく

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2020年4月 9日 (木)

マスクを作ってみた No.11(タイの布)

【本日の試行錯誤】

1.タイの生地(素材不明)で立体マスクを手作り。

2.ゴムは我が家の定番、ソフトゴム8コール。

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プーケットに旅行に行った時、柄に一目ぼれして購入した布がありました。
赤と白を購入し、赤はその後エプロンにしたのですが、白はそのままになっていましたので、マスクにしてみました。
黄色の刺繍がツヤツヤしていて金色に見えるので、アジアン・ゴージャスな印象。
地の白はポリエステルかな?刺繍糸がタイシルク?

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これも暑さがこもらない涼しい系のマスクなので、夏でもいけそうです。
ただ、綿100%またはシルク100%というお墨付きはないので、肌の弱い人には向かないのかもしれません。

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布に弾力性があるので、鼻とあごの部分にはおさえミシンをしました。

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個人的には使いやすいマスクなので、No.5のちりめんマスク同様に、もう少し改良を加えたいと思います。

つづく

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2020年4月 8日 (水)

マスクを作ってみた No.10(甚兵衛)

【本日の試行錯誤】

1.暑がりの次男のために、甚兵衛(綿100%)の生地で立体マスクを手作り。

2.ゴムは我が家の定番、ソフトゴム8コール。

3.子供でも立体マスクの上下、裏表がわかるように工夫。

4.大人用の型紙のあご側のラインを1㎝内側にする事で、子供用(小学生)のサイズにする(横幅はそのまま)。

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この甚兵衛の生地は青海波の模様が上下どちらでもいいようにプリントされています。
表の目立つ位置の青海波の山が上向きになるように柄を配置しました。

次男に、どっちが上かわかるか質問したら、「お山が上」と答えたので、大丈夫だと思いました。
上下がわかりにくい生地で作る場合は、リボンやワッペンで目印をつける方法もありますね。

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今までは、マスクの裏面も柄が出るように縫い合わせていましたが、子供でもわかるように、柄が隠れるように縫い合わせました。
正面の折り返し部分は布の裏が出てきますが、今回は柄が薄く透けて見えるので、デザイン的に違和感はありません。

梅雨のじめじめした時期、夏の暑い時期にマスクをするのは、大人でもちょっとどうなるのか想像がつきません。
肌荒れが増えるのか、暑すぎてマスク拒否症の子供が増えるのか、どうなるのでしょうね。

つづく

 

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2020年4月 7日 (火)

マスクを作ってみた No.9(No.7西脇先染+No.8本藍染)

【本日の試行錯誤】

1.No.8(本藍染)のマスクを男性でもつけられるようにする。

2.布の組み合わせを、表裏とも「西脇先染1枚+本藍染1枚」にする(合計4枚)。

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3.外側に西脇先染、内側に本藍染がくるように縫い合わせる。

4.ゴムは我が家の定番、ソフトゴム8コール。

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No.7西脇先染のマスクでは、柄が縦ストライプになっていますが、今回は横ストライプにしないと布が足りませんでした。
横ストライプなのに、柄合わせをするのを忘れていました。

本藍染でも柄が男性向けならそのまま柄を出してもよいのですが、私が持っている柄は女性向けです。
でも、大切な方には藍染のマスクを送りたい、と思い、工夫してみました。
肌触りの良い西脇先染の布が外側にきますので、使用感も良さそうです。
縫いやすい布の組み合わせなので、特に難しいところはありませんでした。

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ゴムは使用する人に合わせて長さ調節をし、結び目を折り返し部分に入れてしまいます。
このマスクは、昨年家族で泊りに行ってお世話になった方にプレゼントするので、ゆるく結んだままにしてあります。

個人的には、ゴムよりもNo.8で使った布の紐の方が耳に優しいので、紐も同封しようと思います。

布で作った紐のマスクに慣れてきたら、ゴムってなんだかなぁ、と思うようになってきました。
ただ、紐を作るのに時間がかかりますから、量産したい現時点では基本的にゴムですね。
後日、紐をまとめて作って、入れ替えることにします。

つづく

 

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2020年4月 5日 (日)

マスクを作ってみた No.8(本藍染)

【本日の試行錯誤】

1.無形文化財の長板本染(藍染)で立体マスクを手作り。

2.ゴムを使わずに紐にする。紺色の浴衣生地で布テープを作成。

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藍染について調べたところ、あまりにたくさんの情報があり、どこのサイトを引用するか迷いました。
そこで、引用せずに、マスクを作るにあたって、私の頭の中に残ったことを整理しました。

①生地を強くする。
②抗菌作用がある。
③色落ちするが、色移りはしない。
④Japan Blue。

テープメーカーはバイアステープを作るのに使っていますが、布を斜めに裁断すればバイアステープに、布を縦に裁断すれば伸縮性のない布テープになります。

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長板本藍染の特徴なのでしょうか、現時点で柔らかさはなく、とても縫いやすいです。
糸の表面が藍でコーティングされている、という印象です。

抗菌作用があるのは良いですが、マスクとしてこの肌触りはどうなのでしょうか。
使っていくうちに、こなれて柔らかくなっていくことを期待しています。

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藍染は洗うと色落ちします。
右側は縫ったばかりのマスク。
左側は1回使用して洗ったマスク。
少し色が薄くなっているのがおわかりでしょうか。
経過は後日レポートします。

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さて、この長板本染の反物は、親戚の家の片付けをお手伝いに行ったときにいただいたものです。
持ち主が他界してしまったので、お裁縫好きの私にいただきました。
これで夏のワンピースを縫おう、と思っていました。
マスクに使ってしまった部分を差し引いても、タンクトップが縫えそうなぐらい、たっぷりあります。
タンクトップとマスクがお揃いというのも、おしゃれですよね。
想像するとワクワクしてきます。

しかし「御中元 田中角栄」とはいかに?
故田中角栄氏と我が家は親戚ではありません。
持ち主は生前、旧大蔵省に勤めていらっしゃったので、田中角栄氏が大蔵大臣だった時代にお中元として配った反物なのだろうな、と想像しています。

新型コロナウイルスの感染拡大というこの国難に、田中角栄氏ゆかりの反物がマスクに生まれ変わるとは、誰が想像できたことでしょう。

つづく

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2020年4月 4日 (土)

マスクを作ってみた No.7(西脇先染)

【本日の試行錯誤】

1.「西脇先染」綿100%の生地で、立体マスクを手作り。

2.薄いので表裏とも2枚重ね(合計4枚重ね)。

3.ゴムは我が家の定番、ソフトゴム8コール。

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手芸屋さんに行ったら、端切れコーナーの布をチェックして、何を作ろうかと想像するのが好きです。
この生地は、子供の夏のパジャマのズボンに気持ちがよさそうだと思って買ったものです。
でも、そんな端切れがどんどんたまってしまっているのが現実。

ガーゼなみの肌触りの良さがある上に、ガーゼよりは丈夫なので洗濯機もいけそうです。
端切れのタグに「西脇先染」と書いてあったので、調べたところ、兵庫県西脇市が先染の産地だということがわかりました。
★ご参考「播州織」西脇市HP

マスク用に布を買うとしたら、播州織はおススメできます。
ついつい、播州織の通販サイトをチェックしてしまいますが、家にはまだまだ別の布たちが出番を待っています。
ポチりたいのを我慢、我慢。

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平織なので、縫うのがとても楽でした。
この生地は男性向けにも良いですね。

つづく

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2020年4月 3日 (金)

マスクを作ってみた No.6(てぬぐい)

【本日の試行錯誤】

1.てぬぐいで立体マスクを手作り。

2.ゴムは我が家の定番、ソフトゴム8コール。

3.薄いけれど、表1枚、裏1枚で試してみる。

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桜柄のてぬぐいがあったので、今の季節にちょうどいいと思いました。
とても縫いやすいので、おすすめです。
写真を撮る前に1度使って洗濯したので、ゴムがちょっとよれています。
ずぼらな私は手洗いではなく、ネットに入れて洗濯機へ。
ガーゼのマスクは洗濯機で洗うと劣化が早いものですが、てぬぐいだとどうでしょうね。
30回ぐらいはいけるのではないかと思いますが、後日レポートします。

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このマスクの良いところは、息がしやすいこと。
涼しいのも良いですね。
ウイルス対策としては不安な面もありますが、飛沫を防ぐ効果はあります。
今回は2枚重ねで縫いましたが、3枚重ねもありかもしれません。

子どもは不織布のマスクだと苦しくて鼻のところを下げますよね。
それよりは、鼻が覆われていても息苦しくないこのマスクの方がいいのかな。

次男は今の季節で既にTシャツ1枚の暑がりです。
ダブルガーゼのマスクは暑くてとてもつけてくれそうにありません。
通常ですと、5月にもなればマスクをすることはないので、暑さ対策などは考えませんが、今年はどうでしょう。
暑くなってもマスク着用がドレスコードになっている可能性は高いですよね。

ユニクロがエアリズムでマスクとか作ったりしないのでしょうか。
「夏のマスクはエアリズム!」的な動きをよろしくお願いしたいものです。

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おばちゃんモデルですが、桜のマスクとピンクのパンツで春色コーデをしてみました。
お花見には行けませんが、心ウキウキ!
この写真は雪が降った翌日なので、セーターを着ていますが、白いシャツなんかが春らしくて良いですね。

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2020年4月 2日 (木)

マスクを作ってみた No.5(ポリちりめん)

【本日の試行錯誤】

1.ちりめん生地(多分ポリエステル)で立体マスクを手作り。

2.ゴムは我が家の定番、ソフトゴム8コール。

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他のマスクのように立たせて撮影することができません。
今までのマスクは、裁断前の布にアイロンをかけた後は、まち針を使わずノーアイロンで仕上げることができていましたが、この生地では、まち針を使いました。

3.弾力性がある布なので、鼻側とあご側におさえのミシン。

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このおさえミシンがないと、縫い目に近い生地が内側に丸まってしまいます。
綿100%マスクでも、おさえミシンを全体にかけている方もいらっしゃいますね。
私はおさえミシンがないほうが、好みです。
マスクの端がふわっとしていて、顔とマスクの隙間が少なくなるのと、糸と手間も節約できます。
ですので、今回のおさえミシンも3cmほどの最低限の長さにしました。

とても縫いにくく、時間もかかったので、この生地ではもうマスクを作ることはないだろう、と思っていました。

しかし、今朝のNHKニュースで、岩手県大船渡市の綾里小学校の入学式の映像を見ました。
袴で入学式、が伝統だそうで、今年度は子供たちが袴にマスクをしています。
しかも、みんな袴に似合ったデザインの和柄マスクです。

立体マスク、というよりはプリーツマスク。
ちりめんのような弾力性がある布は、プリーツマスクの作り方でも立体マスクみたいにふわっとなるかもしれない、と思ったのでした。
そのうち、チャレンジしてみます。

つづく

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2020年4月 1日 (水)

マスクを作ってみた No.4(綿ローンとお揃いシュシュ)

【本日の試行錯誤】

1.前回の黒チェックマスクで失敗した、中央カーブ部分の柄合わせをする。

2.柄合わせがしやすい型紙を作成。

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カーブが向き合うように型紙を作りました。
こうすることで、完成後の中央カーブ付近の柄をイメージしやすくなりました。

3.以前にシュシュを縫った時の余りの布でマスクを作っておそろいにする。

4.青いゴムを売っていなかったので、紐はニットテープを使用。

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シュシュ用に買った端切れなので、シーチングより薄いです。
そんなに布には詳しくないのですが、ちょっと調べてみたところ、綿ローンっていう布が一番しっくりくるのかな。

柄合わせがうまくいったので、嬉しいです。

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ゴムだと結んで折り返しのところに入れるので、使う人の顔の大きさによって個別に調節ができます。
しかし、ニットテープだと自分の長さに調節して継ぎ目を縫ってしまうので、サイズが合わないときの調節ができません。
継ぎ目を縫う方法だとプレゼントには不向きですが、テープの切れ端を耳側で結ぶタイプのマスクにすれば、多分大丈夫でしょう。

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近所の手芸屋さんに「マスクゴムの代わりになるものを集めてみました」というコーナーがあり、そこにこのニットテープが置いてありました。
お店の方のアドヴァイスがなければ、思いつかなかったかもしれません。

5.こだわりポイントのミシン糸(柄に合わせて色を変えた)

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中央カーブは水色のミシン糸で、耳側の折り返し部分は青い糸で縫いました。
ちょっと手間ではありますが、今回は「おしゃれ系マスク」にチャレンジしたのだから、細部までこだわろうと思ったのでした。

つづく

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