【本日の試行錯誤】
1.立体マスクの基本的な作り方は、多くのサイトがあるので割愛。
2.型紙は「無料型紙工房ことろ」さんの立体マスクの型紙をベースにアレンジ。
① 「ことろ」さんの大人用(女性小さめ)マスクの実線の部分を出来上がり線に変更
→自分用(大人~中高生用)に(No.1の記事)。
② ①のマスクのあごの線を1cm内側にしたものを子供(小学生)用に。
③ ①のマスクを縦横少しずつ大きくしたものを大人の大きめ用に。
④ いずれも作業がしやすいように左右を合体。
これは③の大人の大きめサイズの型紙です。
立体マスクを1度は作ったことがある人向けに、「こうしたらもっと楽に作れるかも」という応用アイデアです。
初めて立体マスクを作ってみよう、という方は、まず別のサイトで手順をご確認ください。
3.薄手の接着芯(不織布)に型紙をのせて型をうつす。チャコペンでなくてもOK。
4.線で切る。
線のギリギリ内側で切ると、仕上がりが美しくなります。
5.接着芯をアイロンで布に接着する。
6.接着芯の周囲を1.0~1.5cm残して裁断する。
7.マスクの表と裏を1枚ずつ作る。
裁断する線はフリーハンドで感覚だよりですが、1.0cm~1.3cmぐらいにおさまっていました。
普段、お裁縫する方は、フリーハンドで裁断できると思います。
自信のない方は、裁断線をチャコペンなどで書いてから裁断すると安心だと思います。
8.それぞれの布を中表にして半分に折り、カーブ(接着芯の際)を縫う。
これを裏返すと…
接着芯も1mmほど縫い込んでいますが、特に問題ありません。
9.縫い目の長さは4.0mm。
縫い目の長さは長すぎても短すぎても縫いにくいです。
私は今回、4.0mmがちょうどいいな、と思っています。
仕上がりがイマイチ気に入らない、と思っている方は、縫い目の長さを変えてみると良いかもしれません。
10.「わ」を裁断
11.縫い代を片方に倒して、おさえミシン。
私の場合、ここの作業は目打ちがないと綺麗に仕上がりません。
不織布の接着芯を貼った場合、生地が伸びなくなるのでこの作業の難易度は上がります。
子供用はカーブがきついので、手縫いになります。
縫い代を左右に開くタイプの作り方もありますが、片方に倒すだけならアイロンを使わずに作業を進めることができます。
私はもうおばちゃんですから、立ったり座ったりが面倒です。この方法が電気代も節約になりますし、身体が楽です。
12.2枚の生地を中表にして、上下を縫う。
13.ノッチ(切れ目)を入れて表に返す。
14.片方の端を三つ折りにしてミシン掛け。
この折り幅も1か所目は適当です。
私の場合、共布や別の布で平紐を作ってゴム代わりにすることもあるので、そのイメージで折り込みます。
顔側(肌にあたる方)に折り目が来るのが嫌なので、マスクの外側に折っています。
マスクの表と裏の布が同じだと、デザイン的にもおかしくなりません。
15.半分に畳んで、反対側の端がマスクのセンターから同じ長さになるところで三つ折り。
こうすることで、いちいち定規で測ることなく、左右対称に仕上がります。
私が押さえていると写真を撮ることができないので、ゲーム中の息子の手を借りました。
16.残りの三つ折りにミシンをかける。
これでNo.13のマスクが完成です。
慣れてくると、このマスクを作る時にまち針は一切使わないので、作業が早いです。
「布ー接着芯ー接着芯ー布」の4重構造になる割には軽くて、形状もしっかり。
完成度が高く、胸を張ってプレゼントできます。
布の厚みに合わせて接着芯の厚みも変えたり、表と裏で異なる生地を使った場合など、さらなる応用も頭には浮かんできているので、しばらくはマスク作りが楽しめそうです(試行錯誤をして新しい発見、次なる課題があるのが一番楽しいですね)。
★4/21追記:この作り方では、国内メーカーの不織布接着芯を使用しました。
メーカーにマスク全面に接着芯を貼った時の安全性(接着剤は樹脂ポリエステル)について問い合わせしましたが、現時点ではお返事をいただけず。メーカーの想定外の使用方法だとは思いますので、ひとまず自己責任の範囲内でしょうね。
★とはいえ、お友達にあげるものには、さらなる安全を求めて、ノーホルマリン(TCローン)の接着芯を使うことにしました。
つづく
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