収穫の喜びと悲しみ
先月末にジャガイモの収穫をしました。
今年から地元の自治体で貸し出しをしている畑を借りて、夫が野菜を作っています。
植えたジャガイモは『キタアカリ』と『インカのめざめ』の2種類です。
収穫に先立ってジャガイモの花の写真も撮りました。
これは『キタアカリ』の花。
ジャガイモは品種によって白や紫、ピンクの花があると
昨年の北海道旅行で知りましたが、我が家のジャガイモの花は2種類とも紫でした。
これは『インカのめざめ』の花。
紫色の花でも、『インカのめざめ』は花弁がフリルのような印象です。
さて、収穫したジャガイモを半分に切ってみました。
左が『キタアカリ』で、右二つが『インカのめざめ』です。
『キタアカリ』は味も見た目もなじみのあるジャガイモでした。
『インカのめざめ』は全体的に小さめで、色は黄色く、全く煮崩れせず、
栗とジャガイモを足して二で割ったような味と食感でした。
しばらくジャガイモは買わなくてよいほど収穫できたのですが、
3日ほど留守にしている間に半分ほどカビが生えたり、腐ったりしてしまいました。
夫の次の課題は「ジャガイモの保管方法」ですね。
さて、楽しいばかりであるはずの家庭菜園とその収穫。
今年は収穫に悲しみがつきまといます。
それは原発事故による土壌や食物の放射能汚染。
4月に自宅に戻ってきた時は、
「夫には申し訳ないけど、家庭菜園の野菜を食べるのなんて、無理!」と思っていました。
しかし、『食品の放射能検査データ』を日々チェックしていますと、
6月以降になって、ものによってはそんなに気にすることはないと思いはじめました。
しかも我が家の畑は3月末~4月初に肥料を入れたりして土作りをし、
作物を植え始めたのも4月中旬以降ですので、3月下旬の雨とともに
大量の放射性物質が降下した影響も軽微だろうな、と考えるようになりました。
そういうわけで、畑の野菜をおいしく食べている毎日なのですが、
それでも息子の離乳食に使おうとは思わないのが母親の心理というものでしょうか。
さらに、息子が母乳を飲むのも1日1回程度になったことが、
心配性な私の心理的負担を軽減してくれていると思います。
それにしても、食物の汚染情報を収集し、買い物に行っては品目と産地との組合わせに
神経を尖らせる生活は、かなりストレスフルなものでありますね。
先日、美容院に行ったら後頭部に小さな円形脱毛ができていました。
状態から推察するに、5月中旬ぐらいにできたものだと思われます。
全国のお母さんたち、しんどい毎日ではありますが、悲しみと怒りを胸に、
家族の健康のため、食物汚染が収束するまで一緒に乗り切りましょうね!
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写真展のお知らせ
天明良恵 写真展「生命礼賛」-聖霊の島より-(オリンパスギャラリーのサイト)
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=======================================2011年6月の写真より
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コメント
hermanaさん、おはようございます。
野菜は今年さえ乗り切ればなんとかなるとは思っています。
肉牛汚染に隠れてあまり話題にはなっていませんが、
海草・魚介類の汚染はいつまで続くのか、
少し深刻なのではないかと思っています。
というわけで、じじやのアジを注文しました。
少しお高いですが、買い物疲れもありまして。
投稿: てんみん | 2011年7月22日 (金) 09:09
小麦や砂糖をつかった食品の値上がりでただでさえ大変な食卓事情なのに、放射能汚染とは。
食物の放射能汚染に関しては、産地さえ気にかけて購入すれば、
九州に住む者としては、どこか「自分達は当事者では無い」感があったのですが、
私の住むエリアにも汚染牛肉が流通していたとの発表があってからはその考えが改まりました。
幸い息子の通う保育園では汚染牛肉を扱っていた業者とは取り引きがなかったそうですが、
そうでなかったことを考えると、本当に他人事ではありません。
しかし、原因が肉牛の食べている餌レベルでは、
消費者には自衛のしようがありません(困)。
投稿: hermana | 2011年7月21日 (木) 12:44