捕食の世界 no.5~寄生虫
水中の岩の上に見つけたのは、婚姻色になっていた
カーマイン・トリプルフィン(Carmine Triplefin, Axoclinus carminalis)の雄です。
すぐ側に雌もいました。
体長が2~3cmしかない彼がピョンピョンと飛び跳ねるような妙な動きをしているので、
一体どうしたのだろう?と観察を続けてみました。
「あ!寄生虫が!」
私は彼の鰓(えら)に寄生虫が噛み付いていることに気がつきました。
さらによく見ると、反対側の鰓にももう1匹寄生虫が噛み付いていました。
噛み付かれていることに違和感を感じて飛び跳ねていたのかしら、と思ったのですが・・・。
その後、飛び跳ねていた雄と、側でそれを見つめていた雌が近づきました。
雄は尻尾を跳ね上げたまま「シャチホコ」のポーズをしています。
・・・うーん、求愛行動だったのかしら。
捕食の話のつもりが何故か話がそれてしまいましたね。
とにかく、自らの栄養をとるために魚に寄生する輩がいるということで、
まとまっていない感が残るものの、本日の記事はこの辺で。
=======================================2009年11月の写真より
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(オリンパスE-620, ZUIKO DIGITAL 50mm F2.0 Macro 撮影場所:メキシコ、ラパス)
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コメント
かもしかさんの「税金」のコメントを読んで、
その昔「百姓は生かさず、殺さず」と言った人物がいたことを思い出しました。
投稿: てんみん | 2010年9月24日 (金) 05:51
こんにちは、御無沙汰コメントです。
寄生虫は、相手を殺してしまったら自分も生きてはいけないようなので、少しづつ少しづつ栄養を吸っているみたいですよ~。
何だか税金のようですね~。(^_^;)
投稿: かもしか | 2010年9月23日 (木) 17:57