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2008年1月17日 (木)

モクズウミウシ 改め クロスジアメフラシ?

R1619_600

2005年からその存在に気付いていながらも、またその生態に驚かされながらも、
その容姿から、私の撮影意欲を全く起こさせない生きものがいました。
しかし、2007年10月のことでした。
「今年も、何回も目にしているよね~。一応撮っておくか・・・」と、
このモクズウミウシと勝手に命名していたウミウシの写真をキャンプサイトのビーチで撮りました。
それがこの上の写真です(約20mm)。

撮ったついでに図鑑で調べてみましたところ、
どうも「クロスジアメフラシ(Stylocheilus striatus)」という名前がついているようです。
残念です。モクズウミウシという名前ではなかったようです(そりゃそうだ)。
「ホソスジアメフラシ」ではないのか?という疑問も残りますが、
次の写真を見てみますと、やっぱり基本は「クロスジアメフラシ」でよいのではないかと思うのです。

R1619_3_600t

これは2007年8月上旬にキャンプサイトのビーチで見つけた、モクズウミウシが産卵する様子です。
クロスジアメフラシの特徴である「青い眼紋」が体表に確認できます(約40mm)。

R1619_2_600

そして、再び2007年10月の写真です。
2006年の10月にも見た、モクズウミウシの大量発生です。
海底一面に大量発生していることがわからないのが驚きに値します。

そして、写真はありませんが、この大量発生の写真を撮った数日前に、
このモクズウミウシたちが水深1mもない砂地を幅20cmほど、
長さ数mにわたって隙間もないほどぎっしりと行列しているところを見かけました。

さて、これらの観察の結果、こういう仮説を立ててみました。

①モクズウミウシと呼んでいた生物の標準和名はクロスジアメフラシである。
②クロスジアメフラシの子供はベリジャー幼生として海中の浮遊生活を送らず、
 直接発生する(ウミウシの形で生まれる)。
③ある程度大きくなるまで、砂の中で生活する。
④そして体長が10mmを超えてきた段階で一斉に砂の中から海底に姿を現す。
⑤子供のうちは青い眼紋はないが、成長するにしたがって眼紋が現れる。
⑥クロスジアメフラシは東部太平洋にも分布している。

仮説の検証は・・・今シーズンもまた観察してみましょうか。

==========================2007年8月(2枚目)、10月(1枚目、3枚目)の写真より

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(オリンパスSP-350  撮影場所:メキシコ、ラパス)

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コメント

sakurakoさん、こんばんは。
これまた難しい質問ですね。
ウミウシとアメフラシは厳密に言うと同じではなくて仲間です。
でも、ウミウシやアメフラシのような生きもののことをまとめて「ウミウシ」と言う事があります。
海辺によくいる大きな黒いアメフラシはそのまんま、
「アメフラシ(学名:Aplysia kurodai)」という名前です。
学名をコピー&ペーストして検索してみてください。
きっとこれだと思いますよ。

投稿: てんみん | 2008年1月18日 (金) 00:09

私は小学校6年間春の遠足は海岸で海の
生き物を捕まえました。
その時真っ黒なウミウシやウニを持って帰って
きましたが、ウミウシとアメフラシは同じですか?あの真っ黒なウミウシの本当の名前は
何というのでしょうか?
【小学生の時から何でも飼っていた私です(笑)】

投稿: sakurako | 2008年1月17日 (木) 22:24

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